「つらい気分」から抜け出す方法
⑪自分の望みを優先する
先日カフェで本を読んでいた時のことです。隣に2人連れのマダムが座りました。元気モリモリのお二人は思いのほか声が大きかったため、私は読書に集中できなくなってしまい、仕方なくその会話に参加する気持ちで聞き耳を立てていました。すると、下記の通りとても興味深い会話を聞くことができました。 Aさん: 「わたし、一度でいいからフランスに行ってみたいのよ。」 Bさん: 「あら、いいじゃない、フランス〜。オシャレ〜!いつ行くの?」 Aさん: 「でも、まだ少しコロナが心配でね・・。」 Bさん: 「まあ、確かにね。でももう向こうだって落ち着いてるんじゃない?」 Aさん: 「どうなのかしら。あと、やっぱり言葉がね・・。」 Bさん: 「大丈夫よ。だってツアーでしょ?それならメルシーだけ言えればいいんじゃないの?」 Aさん: 「まあ、そうかもね。でも、ほら、飛行機が長いでしょう。エコノミーでしか行けないし、狭い席で、ぜったい腰痛くなるわ。」 Bさん: 「まあね、それなら飛行機の中を少し歩いたりしたら?」 Aさん: 「そうね。そうした方がいいわね。でも、あれよ、ツアー料金がけっこう高いのよ。」 Bさん: 「うん、まあ、フランスだからね。。。」 という具合に会話が続いていきました。 これを聞かされた私は、心の中で「Aさん、結局行く気ないやん!」とツッコミを入れました。 でも、これ、私たちの日常で似たようなことがしょっちゅう起きています。 例えば、「明日は休みだから映画を観に行きたいなぁ。」と思ったのに、次の瞬間には、「でも、部屋の掃除とか洗濯とかやらなきゃならないな。」などと自分の望みを消してしまうことってありませんか? さらには、「人が多いから」とか「天気が悪いから」とか「一人じゃ心細いから」などの口実を並べて、「本当は行きたいけど、無理なんだ」と自分を無理やり納得させてしまいます。 そしてこれが繰り返されると、自分の望んだことに対して勝手にストップがかかるようになっていきます。そうすると、当たり前ですが望む現実を引き寄せることなんてできなくなってしまいます。 そうならないために出来ることは、小さなことでいいので自分の望みを叶えてあげることです。人はなぜか、望みや願いというのは誰かが叶えてくれるものと思いがちですが、自分の望みを叶えるのは他の誰かではなく、あなたしかいません。 ですから、フランスに行きたければ行けばいいし、映画が観たければ観ればいい、それ以外に考えることなんて何もないんです。 自分の心が素直に、こうしたい!と望んだことを一つ一つ叶えてあげるのは、自分を愛し大切にすることに繋がります。 ポイントは、「心が素直に望んでいること」をちゃんと聴くことです。望みや欲望は果てしないところがあり、何でもかんでも無制限に叶えようとすると、必ず家計や人間関係に問題が起きてしまいますが、これをしたら私の心が喜ぶだろうなと思うことは躊躇せずにどんどんやってしまいましょう! ☆あなたはどんな時に、自分の望みに対してストップがかかりますか? ☆どうすればあなたの心が喜んでくれると思いますか? |