「つらい気分」から抜け出す方法
⑨良い気分を大げさに表現してみる
『良い気分と悪い気分、どちらがいいですか?』 なかなかそんなこと聞かれることはありませんが、当然良い気分をたくさん感じたいし、なるべく嫌な気分は感じないで生きていたいと、私なら即答します。 でもなぜか嫌な気分というのは簡単に感じてしまうし、強く長く感じることもできてしまいます。 それに比べ、良い気分は短い時間しか持続せず、嫌な気分よりもそれを感じる回数が圧倒的に少ないと思いませんか?逆ならいいのに、と私もよく思います。 人間の脳はなぜか嫌な気分の方に焦点を当てるという特徴を持っているようです。良い気分をながーく持続させようとしたら、薬物やアルコールを使わなければ難しいとさえ言われています。 そんな脳の機能を逆手に取って、ぜひやっていただきたいのが「良い気分を大げさに表現してみる」ことです。 ちょっと嬉しいな、なんか心地いいな、くらいの軽い気分であっても、わざとらしく「うわー、すっごい嬉しい!!」とか「天に昇るくらい心地いい〜!!」などと大げさに演技してみましょう。 楽しい気持ちを体で表現するのも効果的です。ぴょんぴょん跳ねてみたり、両腕を空に突き上げて「やったー!」と叫んでみてください。子どもの頃の感覚を思い出して、良い気分を身体中に浸透させましょう。 よく言われていることですが、口角をぐっと上げるだけでも脳は笑っていると勘違いをするそうです。つまり、嬉しいとか楽しいという動作をするだけでも「あぁ、嬉しいなぁ。楽しいなぁ。」という感情に繋がるということです。 そうしていると、だんだん脳に新しい回路ができていきます。まさに「喜びの回路」です。嬉しさとか喜びを簡単にたくさん感じることができる素敵なクセが身につき、嫌な気分に向けていた意識の量も確実に減っていくと思いますよ。 ぜひやってみてくださいね。 ☆良い気分を大げさに表現してみると、あなたにどんな変化が起こりましたか? |