「つらい気分」から抜け出す方法
②好きな人、好きな事、好きな物を思い出す
つらい気分でいるときは、たいがいそのことばかりが頭の中をグルグルしてしまいます。 そんな時は、とにかく好きな人や好きな事、好きな物など何でもいいので「好き」を思い出してみましょう。 「好き」には、大きな大きな力があります。 1人の人間のつらい気分くらい、簡単に吹き飛ばすくらいの力だと思ってください。 あなたの頭の中いっぱいに「好き」を並べているときは、もしかしたらほんの少しの間かもしれませんが、確実につらい気分から焦点が外れているはずです。 でも、ほんの少しでもつらい気分から解放される時間を作ることには、とても大きな意味があります。 つらい気分の時は自動的に凹んだ状態が続くものだ、と思われがちですが、それはつらい気分にやられっぱなしで抵抗をしないからなのです。 抵抗するというのは、自分に無理がない形で意識的に良い気分へと持ち上げることです。 そのためには、つらい気分をいったん切り上げる、というのはとても効果的なのです。 それが短い時間であっても大丈夫です。 自分の力で嫌な気分を解放できるという体験を積み上げることで、気分をコントロールすることがどんどん上手くなっていきます。 そして「好き」を思い出すだけでなく、実際に好きと思えることをやってみましょう。 よく、何が好きかよくわからない、という話を聞きますが、それはおそらく完璧に好きなものを見つけなくてはいけない、と思い込んでいるからです。 ごはんも忘れ、寝る間も惜しむほど好きなことを目指す必要はありません。 それよりも、前述したように少し好きとか、なんか心地良いなあ、といった程度の好きで十分です。 好きなお茶を淹れてみる、気持ち良い程度に体を動かしてみる、好きな音楽を聴いてみる、花や野菜を育ててみる、などすぐにできて、なおかつ心がホッとすることを積極的にやってみましょう。 ポイントは、すべて自分のためにやってあげることです。そして、自分が求めていることを優先することです。 他の誰かの目を気にしたり、お金がかかるから諦めたりする必要はありません。 本気であなたのことを思ってくれるのは、実はあなた自身なのです。 あなたがあなたのためにすることは、誰も邪魔することはできません。 ぜひ、自分自身をお姫様、王子様のように扱ってあげてください。 ☆あなたの好きな人、事、物は何ですか? ☆つらい気分になった時、できそうなことは何ですか? |