「つらい気分」から抜け出す方法
⑩今の生活や環境の中で、少しでも良いと思えるところを見つける
生きていく上で大切なのは「嫌な気分」ではなく「良い気分」に意識を向けることです。「嫌な気分」に意識を向ければ向けるほど「嫌な気分」は増幅していくし、「良い気分」に焦点を当てると次から次へと良いものがやってきます。 そうは言っても、うまくいかない時やどうしても「嫌な気分」や「ないもの」に目がいってしまう時、少しでもいいので今の生活や環境の中で良いと思えるものを探してみてください。 会社の環境が悪いとか、学校に嫌いな子がいる、とか家に居場所がないとか、そんな思いが大きいときは、会社、学校、家、それら全てが丸ごとイヤ!と思いがちです。でも、冷静に考えてみると少しくらい良いと思えるところもあるはずです。そうでなければ、そもそもその場にいる必要はありません。 例えば、会社の労働環境は良くないけれど信頼できる同僚がいる、学校には嫌いな奴がいっぱいいるけど美術の授業だけは楽しい、家には居場所がないけど本を読んでいるときは心が落ち着く、というように嫌なことの中にある「良いところ」を発見してみてください。 もしもいくら考えても、どう見積ってもそんな良いところは見つからない!と思うのであれば、もしかしたらそこはあなたがいるべき場所ではないのかもしれません。 逆に少しでも良いところが見つかったのなら、その良い部分にたくさん感謝してあげてください。そこはあなたが自らの力で引き寄せた財産です。「信頼できる同僚がいて私は幸せだな、ありがたいな」「楽しめるものがあるって豊かだな」「本の楽しさを知ることができて嬉しいな」など、あなたの言葉で「良いと思えるところ」にぜひ称賛を送ってあげてください。 ☆今の生活、環境の中で少しでも良いと思えるところはどんなところですか? ☆それを見つけると、どんな気分になりますか? |